このようなとき、最悪の場合再施工が必要となりますが、その原因をご理解いただき、的確な対策
により未然に防ぐことができます。それらの原因と対策をご紹介致します。
雨の後、急激に日照りになった時、雨に含まれる酸や汚れが、水分が蒸発する時にボディに焼き
付きシミになる場合があります。特に最近では酸性雨の被害が厳しくなっており、酸性度の高い
雨水がボディに及ぼす影響は大きくなっております。
※下図はイメージです。
雨の後は早めの洗車をお願いします。時間が無い時は、異物等にご注意いただきながら雨水を
拭き取るだけでも効果はあります。特に夏季や濃色塗装車の場合は塗装面の温度が上がり、
異物(酸や汚れ)が焼き付きやすくなりますのでご注意ください。水洗い後、水滴がついたまま
放置しますと、水道水に含まれる成分等により、酸性雨による影響と同様にシミになる場合が
ありますので、洗車後は必ず水滴を拭き取ってください。
鳥の糞や虫の死骸を放置しますと、それらに含まれる酸成分やアルカリ成分、タンパク質等が塗装
面に影響を及ぼし、シミ、シワ、カサカサ肌状等になる場合があります。ひどい場合、塗装面にヒビ
が入ることもあります。
※下図はイメージです。
鳥の糞などが付着しやすい樹木や電線の下には、できるだけ駐車しないことが第一です。付着した
ら、直ちに水洗いをするか、異物等にご注意いただきながら濡れたウエス等で拭き取ってください。
付着したままで放置しますとシミになる場合があり、研磨しても完全に除去することはできず、再塗
装が必要になる場合があります。
※乾燥した鳥の糞などは、ぬるま湯でふやかしてから濡れたウエス
等で拭き取ってください。
①鉄粉②樹液③花粉④黄砂の付着等が考えられますが、その中でも多いのが鉄粉の付着です。鉄粉は自動車のブレーキダスト、線路や鉄工所等から発生します。また駐車する場所が道路沿いや高架付近の場合にも多く付着することがあります。
鉄粉は水分によって酸化し(鉄が錆びて)、塗装面に付着します。酸化するまでに水洗いを行うこと
で付着は軽減できますので、早めに水洗いを行っていただくことがポイントです。
付着後、間もない場合はメンテナンスクリーナーで除去できます。
※市販の鉄粉除去剤や粘土クリーナー等をご使用されると再施工が
必要となる場合がありますのでご注意ください。
注)カバーとボディの摩擦によって傷が入ることがありますのでご注意ください。